| 著者 | 黒川昭良 |
| 定価 | 1,650円(税込)(本体1,500円+税) |
| 単行本 | 192ページ |
| ISBN | 978-4-911287-09-5 |
| 発売 | 2026年7月31日 |
悲しい時にそばにいて一緒に泣いてくれる。時には面白いことを言って笑わせてくれる。それが〝フーテンの寅さん〞。
人々の心を優しく灯し続けてきた名言を味わいながら、『男はつらいよ』の世界にどっぷりつかる一冊。
私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎。
人呼んで〝フーテンの寅〞と発します‒‒‒‒。
半世紀を超えて愛され続ける国民的映画『男はつらいよ』。その魅力の源泉は、寅さんの飾らない言葉にあります。
第一部では、シリーズ全50作から珠玉の名言を厳選し、その場面や背景をたどりながら、口下手な寅さんが伝えたかったことを読み解きます。
寅さんの言葉には、効率や便利さでは計り知れない、日本人が大切にしてきた人情や絆、そして、人を思いやる温もりが息づいています。
第二部の「柴又紀行」では、寅さんの故郷・葛飾柴又の帝釈天参道や江戸川の土手など、映画を彩った舞台を美しい写真とともに紹介します。
寅さんを愛する人はもちろん、作品をまだ知らない世代にも、ぜひ読んでいただきたい。
人生を照らしてくれる名言が、きっと見つかります。
目次
はじめに
なぜ寅さんは今も愛され続けるのか
『男はつらいよ』主な登場人物
第一部 『男はつらいよ』名言集
1 人間は何のために生きているのか
2 人間、理屈じゃ動かない
3 インテリのイロノーゼ?
4 どこにいても飛んできてやる
5 気がすむまで泣けばいい
6 一緒に泣こう
7 しっかりしろ。肝心な時こそ
8 千里先の針の音
9 眼で語り、眼で答える
10 りんどうの花
11 故郷
12 相変わらず馬鹿か?
13 己を知る
14 労働者諸君!
15 青年、行け!
16 困った時はお互い様よ
第二部 柴又紀行
1 江戸川と矢切の渡し
2 柴又帝釈天
3 帝釈天参道
4 柴又駅
5 葛飾柴又寅さん記念館と山田洋次ミュージアム
おわりに
『男はつらいよ』全作品紹介
黒川昭良(くろかわ・あきら)
1956年川崎市生まれ。
京都大学法学部卒業後、毎日新聞社入社。大阪府警キャップ、社会部デスク、社会部長、編集局次長を経て、出版局長、毎日新聞出版社長を歴任。
記者時代は主に社会部畑を歩み、雪印食品牛肉偽装事件をはじめとする数々の企業犯罪や不祥事を取材した。
退社後は現場で培った経験知を生かして、(株)共同通信社主催のセミナー・企業、大学でリスクマネジメントの研修講師・アドバイザーを務め、激動の時代に立ち向かうための危機対応の秘訣を実践的に指導している。
朝日カルチャーセンターでは、「想いを綴るエッセー教室」の講師も務める。
著書に『元新聞記者がこっそり教えます——マスコミを味方につける危機管理広報』(全力舎)、『山本周五郎の記憶〜横浜の光と影を愛した文豪』(共著、歴史探訪社)ほか。